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   「最新の細胞生物学から幅広く医学を"視て考える"」

 分子生物学・細胞生物学は日々爆発的な進展を遂げており、ライフサイエンスの興味は尽きません。これらの最新知見と先端技術から、「細胞」を基本としたその高次構造とメカニズムを考え、積極的な最新技術導入も進めています。さらに創薬や医療へつなげることを常に心がけ、積極的な産学官の共同研究も推進しています。

 本研究室では分子細胞生物学、とくに脳神経科学・分子発生学を基礎として、正常発生の分子メカニズムを探るとともに、神経疾患から治療回復に繋げるための研究を推進しています。少人数ながらも「レベルの高い論文」と「インパクトのある研究」を目指すとともに、「オリジナリティー」を常に心がけています。

​成長円錐:神経細胞から延びる軸索先端

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​大脳皮質の発生過程での層構造形成

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神経損傷マウスの治療回復解析

TOPIC

 第20回日本再生医療学会においてシンポジウム座長および講演をしました。

「mRNA医薬・核酸医薬の再生医療への応用」を東京医科歯科大・位高教授とシンポジウムを持ち、「脊髄損傷治療に向けた核酸医薬の応用展開‐神経再生阻害因子をいかに抑え、微小再生環境を制御するか‐」という演題にて 講演しました。

2021.3.13

​2021.3.25

実験医学4月号において、「エレクトロポレーションの達人~ゲノム編集と組織への分子導入の応用~」として特集を企画編集しました。

エレクトロポレーション・遺伝子導入の特徴と機器の進歩を概説の上、外部の5名の先生方に執筆してもらっています。 

      https://www.yodosha.co.jp/es/9784758125420/

2021.3.5

2021.4.15

笹倉先生が神経科学大会&CJK国際会議で「細胞外マトリックス再生環境整備とシナプスコネクターによる亜急性期以降の脊髄損傷後回復の試み」という演題で発表しました。  武内先生は神経化学会で関連の脊髄損傷修復の発表をしました。

2021.7.29

・新年度から、新しいメンバー(菅田明香さん)が加わりました。教室の全体の若返りに少し貢献してもらいました。

・4月になって、新たに科学研究費「基盤B」と新学術領域研究「シンギュラリティ」にも採択いただき、基盤研究:3件、新学術領域研究:2件(その他、AMED等々)でなんとか研究を推進します。

2021.7.29

​羽淵先生ご夫妻の新しい論文がPloS Oneに出されました。随分と尽力されたなかの成果です。おめでとうございます

  https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0252590

 科学研究費・新学術領域研究「超適応」全体会議に参加および講演をしました。  (ただし内容はConfidential)

2021.1.2

研究室に動物飼養施設を作りました。(空調UV空気滅菌&清浄機&温度管理で、教室内で最も快適な部屋かもしれません?)

2021.12.10

日本分子生物学会大会のシンポジウムで「細胞外環境整備とシナプスコネクト脊髄損傷修復」の講演を笹倉先生が、池野先生も再生に関する発表を

行いました。神経組織培養研究会(大阪大学)では、笹倉先生が同様の内容での最新の結果を含めた講演を行いました。

2022.1.24

研究室に 大学院生(医学研究科細胞生物)として大石大先生が加わりました。大石先生は 救命救急科の医師としてドクターヘリ搭乗はじめ大活躍されている現役ドクターで、バイタリティあふれる先生です。炎症制御に向けての研究を展開されます、がんばりましょう。

2022.4.15

新潟大学依田先生との長年の共同の研究成果の論文が出ました。地道な示唆深い内容です。おめでとうございます

https://link.springer.com/article/10.1007/s00441-022-03575-3

RECENT ARTICLES (Topics)

2020.8.28

途切れた神経回路を再びつなぐ人工シナプスコネクターを開発 ~シナプス異常による精神・神経疾患の治療に新しい道~

 共同研究論文が米国科学誌「サイエンス(RESEARCH ARTICLES)」に掲載

愛知医科大学医学部生物学・笹倉寛之特別研究助教,武内恒成教授らとドイツ神経変性疾患センター,イギリスオックスフォード大学及びMRC分子生物学研究所は,慶應大学医学部生理学教室・柚崎通介教授を中心とする国際共同研究チームにおいて,神経細胞間のつなぎ目であるシナプスを人為的に形成することができ,途切れた神経回路を迅速に再接続させる人工タンパク質(シナプスコネクター)の開発に世界で初めて成功しました。このシナプスコネクターを用いて,小脳運動失調,アルツハイマー病,脊髄損傷のモデル動物において著しい機能改善と回復を導くことに成功しました。 NHK や主要新聞紙面、世界各国のメディアで取り上げられました。
詳細はこちら(プレスリリース)サイエンスサイトをご覧ください。

UPCOMING EVENTS

科学研究費
新学術領域研究「超適応」

 
科学研究費
新学術領域研究
​「シンギュラリティ生物学」
Neuro2022
2022 /6/ 30 ~ 7 / 2
FENs 2022
2022 / 7 / 9~
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